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わたしたちは未来を思い描き、たぐり寄せることができます。コンティネンタルの未来について考えてみましょう。
まず市場です。現在は日本と韓国の自動車メーカーに製品を提供していますが、今後は中国、インド、タイというアジア全域の自動車メーカーに製品を提供することになるでしょう。そのために開発・生産体制の拡充が必要です。
つぎに自動車がどのように進化するかを考えなくてはなりません。現在のブレーキは油圧でホイールのディスクを挟みタイヤと路面の摩擦力でクルマを止めています。しかしすでにハイブリッド車で実用化されている回生ブレーキの仕組みは違います。モータが発電機として働き、速度を落とすときに回生エネルギーを得ているのです。
このような回生ブレーキもコンティネンタルの開発対象になります。そしてブレーキだけでなく、ドライバーの意図、ステアリング操作、トランスミッションの挙動、そしてブレーキ、タイヤと、すべてのシャーシ系コンポーネントを理解して、総合コントロールする方向にコンティネンタルのテクノロジーは進化していくでしょう。その総合コントロールの主役がブレーキです。
低価格化も生産技術によって達成しなければならない課題です。中国、インド、タイでコンティネンタルが評価されるためには、価格も重要なファクターのひとつです。
ブレーキの総合コントロール化と低コスト化。2つは違う方向の開発ですが、共通していることもあります。
駄肉を取り去り、研ぎ澄まされた筋肉質の開発体制にしなければなりません。そこにコンティネンタルの未来があるのです。 |
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