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私がなぜコンティネンタルに決めたかというと、もともと自動車産業に興味があったことがベースとなっています。その中でいろいろな企業を調べていくうちに、コンティネンタルという会社に出会い、自動車関連部品の研究・開発をしている企業と知ってさらに関心を持ったことがきっかけです。
実は、私が入社した2001年のころは、今では標準装備になっているABSという技術でさえ、まだ全メーカーが取り入れているわけではなく、それほど普及していませんでした。
ところが、それから一気に電子ブレーキ制御がクルマの安全を支える「基幹技術」になっていったのです。そんな最先端の技術変遷の真っ只中に、自分自身が関われることは、非常に大きいことだし、幸せなことだと思っています。
コンティネンタルは独立系であるため、全メーカーの仕事がでるのでいろんな知識を得ることが出来ます。このことも自分の視野を広める上で非常にプラスになっていると思いますね。 |
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私自身は、開発されたプログラムの検査を受け持っています。ABSやTCS、AYC等の制御がランプで表示されているかどうかと言う初歩的なチェックから、なんらかの装置及びシステムにおいて誤操作、誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御することを台上(ベンチ)でテストしていきます。
テストには2つの方法があります。1つは手作業。センサ類からの信号線を切って実動作を確認するものです。もう1つはシミュレータを使うものです。シミュレータは実車環境同等であり、開発したECUと接続し、PC側にわたしの作ったテストプログラムを入れてテストするのです。
1プロジェクトの開発期間はだいたい18カ月くらいですが、そのうち6カ月くらいがテストの期間になります。約300から400テストで確認していくのですが、手作業の場合は1テストあたり30分から1時間程度かかります。シミュレータを使えば数分です。そこでシミュレータの能力が問われます。シミュレータの基本開発はハンガリーで行われており、2003年ごろはまだ120テストくらいしかできなかったものが、2005年からは約3倍の400テストの実施が可能になりました。
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多くのテストをシミュレータで実施できればいいのですが、すべてというわけにはいきません。クルマの走行は生き物のようなものなので、手作業も重要になります。ただしシミュレータでバグが出たときは再現性がありますが、手作業の試験ではいつも再現できるとは限りません。
研究室での実験もそうですが、「1つの結果に対して1つの問題が対応している」というものではありませんね。むしろ「いくつもの問題が1つの結果を生み出している」こともあるのです。ですから何回もテストを繰り返す粘り強さが求められる資質でしょうね。 |
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はっきり言って学生時代、英語は苦手でしたね。でも入社してからだいぶできるようになりましたよ。日常の業務メールは英語でのやりとりのことが多いし、社内で外国人社員と会話をしたり、海外出張もあるので自然と身についてしまいます。海外出張は、これまでにハンガリーに2回ほど開発の研修のために行っています。1回目は2005年に1カ月、2回目は2007年で2週間ほどの滞在でした。コンティネンタルは、他社と比べて若いうちから海外に行くチャンスがある会社だと思います。これからの自動車産業のエンジニアとして活躍するには英語も必須だと思うので、そういった人には最適な会社じゃないかと思いますね。 |
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