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Continentalを創る人々/グループマネジャー
工学部 電子工学科卒(2006年コンティネンタル・オートモーティブ入社)
メータの奥深さ/たくさんの技術分野が動員され、電子回路の塊でもあるメータ
 車のメータはだれでも知っているでしょう。見慣れているから当たり前。その内部の奥深さを知る者は専門エンジニア以外に少ないと思います。しかし非常に多くのテクノロジーが使われている高度なデバイスなのです。
 まずメータは車の状態を正確にドライバーに伝える役割を持っているので、数値が読みやすくなければなりません。数字や針が発光して情報を伝えるのですが、その光の供給が大きな問題になります。
 光源にはLEDを使うことが多くなっていますが、なるべく少ない光源でいかに効率的に光を送るか。光源からの光は導光版(ライトガイド)というプラスチック製の部品で制御されます。光源の光を導光版が最適位置(数字や針)に配光しているのです。また不要な部分へ光が当たって洩れないように処断するのです。
 針のような移動するものは針の中心に光を送り、マイクロプリズムによって光を屈折させて針全体が光るようにします。このような光学技術もメータの要素技術のひとつです。
 針を動かすためにステッピングモータを使っているのでメカトロニクスも要素技術です。メータのパッケージデザインは、車種ごとグレードごとに異なるので機械工学的な設計技術も重要です。
 外見からはわかりにくいのですが、メータは電子回路の塊でもあります。車はCAN(Car Area Network。キャン)と言う、高度にネットワーク化されたシステムで制御されています。メータが表示する速度情報はネットワークによって送られてきたタイヤ回転数をメータが内部クロックによって演算して表示します。タコメータもそうですし、ランプが消えているというようなアクシデント情報もそうです。
 燃料メータも、単純にタンクの液面を測っているわけではありません。走行中の燃料液面はつねにぱちゃぱちゃと揺れているので、そのアバウトな液面情報をマイコンが演算して正確に推量しているのです。このアルゴリズムが独自ノウハウなのです。
 そんな複雑な演算を走行中ずっと続けているのがメータ。マイコン数は多いものでは5〜6個に達します。
メータの進化/1つのメータのバリエーションが100以上になる
 コンティネンタルの開発は世界の開発拠点で行われています。メータの基本技術(コア)開発はドイツで行っていますが、そのままでは車に搭載できません。というのは車種が変わると違うメータが必要だからです。車種の違いだけでなく、同一車種でも世界で販売されるグローバルカーの場合、距離の表示が「mile」の地域もあるし、水温計表示が「華氏」の国もあります。またローグレードとハイグレードではメータの高級感に差別化を図るため、同じ「コア」のメータであっても形状などのデザイン、表示機能が違います。
 したがって1つのメータのバリエーションが100以上になることがあるのです。この多様なバリエーションを車メーカーと共同で開発するのがわたしたちの仕事です。
 ちなみに世界の車のメータの約4分の1はコンティネンタル製で、年間1500〜2000万個のメータを製造しています。
 車は年々機能を高めていますが、その車の付加価値を目に見えるカタチで表示するのがメータ。変化が激しく、進化し続けています。これまでのナビは運転席と助手席の中間に置かれることが多かったのですが、ドライバーの視線は正面を見続けている方がいいことは当たり前。メータにナビ画面を見せるというものもあります。
 近年の高級車に搭載されているメータはさらに進化し、「ヘッドアップディスプレイ」が登場しています。これはフロントガラスの下部が半透過になっており、普通の状態では前方が見えるガラス。しかし欲しい情報(ナビ、燃費、オートクルーズetc.)を知りたいときは、ガラス下部に表示されるもの。ドライバーの視線は前を向いたままで、前方の様子と欲しい情報の両方を知ることができます。
外資系メーカーvs.国内メーカー/外資は一人ひとりの裁量が大きく、フレキシブルで変化に強い
 わたしは大学を卒業後、一貫して自動車用部品の開発に携わってきましたが、二度の転職を経験しています。最初の会社は国内メーカー、次は外資系。そして2006年にコンティネンタル・オートモーティブに転職したというわけです。
 国内メーカーと外資系メーカーの両方の勤務経験があるのですが、文化はだいぶ違います。国内メーカーの特徴は組織力。一歩一歩階段を上っていくような意思決定システムになっており、堅実安定な経営です。
 これに対して外資系メーカー、特に日本支社ということで言えば、一人ひとりの裁量と業務範囲が大きいのが特徴。個人重視の文化です。フレキシブルで変化に強い文化です。
 どちらがいいと簡単に言えるものではなく、それぞれに一長一短があると思います。またそれぞれの文化に対する相性もあるはずです。わたしの経験を、皆さんのメーカー選びの参考にしてもらいたいと思います。
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